APS療法について

APS療法とは

APS療法とは

APS療法とは、自己タンパク質溶液(Autologous Protein Solution)のことであり、簡単に言うとPRP療法の抗炎症作用を強化したものです。

PRP療法とは、日本語では多血小板血漿療法と言われ、患者自身の血液から抗炎症作用や組織修復作用を持つ血小板の力を抽出し、関節疾患などに対して行う治療です。海外では著名な治療法であり、野球選手で元ヤンキースの田中将大選手が右肘靱帯の部分断裂にPRP治療を実施し、エンゼルスの大谷翔平選手も 右肘内側側副靱帯損傷の際にPRP治療を実施しています。

APS療法の効果

疼痛改善や運動機能向上が継続

海外の臨床試験では投与後3年で、疼痛改善や運動機能向上が継続していると報告されています。(*1)

APS療法は抗炎症性サイトカインおよび成長因子の刺激および単離を目的として設計されたAPSキットを用いて作成します。PRP中に含まれる白血球に脱水処理を加えることで抗炎症性サイトカインを産生します。(*2)

過去の実験においても、TNF-αやIL-1βなどの強い炎症作用や異化作用を有する炎症性サイトカインの働きをAPSは阻害し、強力な炎症誘発因子の働きを相殺することが分かりました。又別の実験ではAPSによってTNF-αやIL-1による軟骨基質の分解を抑える事も示されています。(*3)

日本の臨床研究でも投与後9か月で、ADL,QOLの改善、疼痛改善が継続しています。(*4)

参考文献:
(*1)Kon et al. Autologous Protein Solution Injections for the Treatment of Knee Osteoarthritis: 3-Year Results AJSM2020. 48 (11)2703-2710
(*2)Woodell-May et al. Autologous Protein Solution Inhibits MMP-13 Production by IL-1b and TNFa-Stimulated Human Articular Chondrocytes. J Orthop Res.2011
(*3)Matuska et al. Autologous Solution Protects Bovine Cartilage Explants From IL-1a- and TNFa-Induced Cartilage Degradation. J Orthop Res. 2011
(*4)変形性関節症に対するPRP治療:自験例の検討. BJN 2020.10(2),197-205

APS療法は
どのような患者様向けか

どんな疾患に用いられるか

現在受けている治療では効果を実感できないが、手術は受けたくない

手術に進む前に他の治療を試してみたい

という方におすすめの治療法です。

PRICE

APS療法の費用

基本的に初診は、理事長の吉田博一が診療させていただきます。

まずはAPS療法が適しているかどうかを診断させていただきますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください。

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